悲しいことに我家の愛犬が亡くなりました。
16歳と6ヶ月頑張りました。
この1ヶ月くらいはほぼ寝たきりでした。
歩くことができなくなり餌もスプーンで食べさせたり
身体が動かないのでマッサージしたり身体の位置を変えたりして
褥瘡にならないようにしていました。
ときどき名前を呼んでもボーッとしてるときがあり心配になるほどでした。
もうすぐお別れかもしれない。
そんな気持ちもどこかにありました。
亡くなる前の様子
亡くなる前日は夕方から不安げに呼ぶように鳴いていました。
死期がちかづくと食欲がなくなるといいますが
2日くらい前から食べなくなってほんの少ししか食べてくれませんでした。
触って声をかけ続けると落ち着くので身体に触れて話しかけて
大丈夫だよ。どうした?
そばにいるよ。
大丈夫だよと何回もくりかえして頭をなでたりマッサージをしていました。
しばらく触っていると静かになりました。落ち着いたのかなと安心して休みました。
その夜ひっそりと逝ってしまいました。
次の日の朝には亡くなっていました。
おはようと声をかけたけれど、もう動きませんでした。
名前を呼んでみたけどやはり反応はなくて涙が溢れてきました。
会社にいく主人に「死んじゃったよ」とつげると
「うそっ!」と言って身体にそっと触れて会社にいきました。
その声に
娘も泣きながら起きてきて愛犬の姿をみてまた、涙していました。
「苦しまないで逝ったんだよ。ずっとそう願ってきたから良かったね。」
「おじいちゃんが迎えにきたんだね」「うん」
娘は涙でメイクかできないといいながら支度をして仕事に行きました。
苦しむことなく眠るようにいってほしいと介護がはじまってからずっと願っていました。
そのとおりに寝ながらなくなっていました。
最後に起きてきた息子は何も言わずに愛犬を見つめていました。
ボソッと一言、「会社やすもうかな・・・」
とても悲しかったと思います。可愛がっていましたから
みんなが仕事にいってから、声をかけました。
娘が不安な時は寄り添い
おじいちゃんにはお世話する喜びを与えて
私たちには限りない癒しをくれました。
役割を終えて旅立っていきました。
ありがとう
ありがとう
ありがとう
何度言っても足りないけどありがとうという気持ちで一杯です。
ペットのお葬式
目をあけたままだったのでそっとまぶたを押さえて目を閉じました。
眠っているみたい・・・
ちいさくなって、毛も白っぽくなったなあ・・・
亡くなった愛犬の身体をお湯で拭き汚れをとって毛並みを整えて
段ボールにペットシートやパスタオルを引いてそこに寝かせました。
いつも使っていた膝掛けを掛けると寝てるようにしか見えないけれど
お別れはしたくないけれどこのままずっとはおいておけない。
保冷剤を一緒に入れながら自分のやるべきことを考えた。
火葬してあげないと・・・
どこにお願いしたらいいのかわからない去年、ペットをなくした友人に電話をした。
どこで火葬したのか聞いてみた。
ネットではペットの火葬について色々載っているが
やはり経験した人に聞くのが一番だった。
ジョイフル本田のペット火葬をお願いした。車で火葬できる。
お店に来てくれて敷地の中で車で火葬にしてもらった。
今は訪問ペット火葬がダメな市町村があるそうだ。
火葬をお願いした日は大雨で
ずぶ濡れになって対応してもらった方には感謝です。
火葬をおえたあと、ちいさくなった骨壷をみてなんだか皆んなさみしくなってしまった。
家族全員がペットロス
今、家族はペットロス状態だ。
もう、どこにもいないのに家の中に姿を探してる
ペットロス症候群とはペットを失うことで
ダメージによる精神的、身体的不調を指します。さまざまな症状があるそうです。
テレビで動物が映ると悲しくなります。
これからは出かけるとき夏も冷房をつけて出かけることもない。
寒くてホットカーペットをつけることもない。
やることも減ったけれどそのことも悲しい
いないのに誰かが名前を読んでいる。
きっとどこかにいるね。姿は見えなくなったけど近くにいると思う。
亡くなった後の手続き
もう一つやるべきことがありました。
市役所に電話をして死亡届けをだしました。
電話ですべて済みました。
これをしないと狂犬病の予防注射のハガキがずっと来てしまいます。
ようやく亡くなったあとの手続きが終わりました。

16年間ありがとう
16年色んなことがありました。
ペットショップでモデル犬といわれて抱っこさせてもらった時
娘が気に入ってしまい。息子も一目見てノックダウンされてしまったのです。
我が家にきた最初の日
一晩中、く~ん、く~んとないて眠れなかったこと。
犬をかうことに反対していたおじいちゃんが一番の愛犬家になり
一緒に寝てかわいがっていたこと、お世話が生きがいになっていたこと。
大きな病気をして死にそうになったけれど手術をうけて元気になったこと。
子どもたちは大きくなり、おじいちゃんも施設にはいってからは
ひとりでお留守番してくれて寂しかったかもしれない。
小さいけれど、その存在はすごくおおきかったと今思います。
亡くなってもきっとそばにいるね・・・

